ROD

ラマンオープンデータベース(ROD)は、高品質なラマンスペクトルを収集したオープンアクセスのリソースである。
本データベースは、物質同定を支援するために、幅広い格子に関する多数のスペクトルを収集することを目的としている。各スペクトルは ROD エントリーとして保存され、ROD 番号と呼ばれる 7 桁の固有 ID が付与されている。
エントリーは、化学式、格子定数、あるいは出版情報を用いて検索することが可能である。
本データベースは SOLSA H2020 project で利用された実績があり、また、結晶学オープンデータベース(COD)などの他のオープンデータベースと相互接続し、複合的な物質分析に利用できるように設計されている。

基本情報

公式サイト https://solsa.crystallography.net/rod/
公開度 ★★★
マニュアルページ https://wiki.crystallography.net/rod/</
ダウンロードページ https://solsa.crystallography.net/rod/search.html
ライセンス

本データベースは CC0 1.0 Universal の下で公開されている。
本ライセンスにより、本データは著作権の制約なく、営利・非営利を問わず自由に利用することが可能である。
ただし、特許権、商標権、パブリシティ権、プライバシー権などは本ライセンスの対象外である。
また、明示的な保証は一切付与されていない。

ライセンス詳細:

https://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/

開発者

ラマンオープンデータベース(ROD)は、複数の国にわたる様々な機関の開発者による共同作業の成果である。
主な貢献機関は以下の通りである。

  • フランス: ノルマンディー大学、CRISMAT-ENSICAEN、カーン・ノルマンディー大学、ル・マン分子材料研究所、ル・マン大学、パリ・サクレー大学、オルレアン大学、モンペリエ第2大学、ERAMET、フランス国立科学研究センター
  • リトアニア: ヴィリニュス大学、バイオテクノロジー研究所
  • イタリア: ヴェローナ大学、トレント大学
対応OS・利用環境
  • 最新のウェブブラウザ(Chrome, Firefox, Safari, Edge など)経由でアクセス可能である
  • インストールは不要であり、オンラインでホストされている
  • ウェブインターフェースを介してデータのアップロード、検証、および登録が可能である
関連論文

本データベースに関連する代表的な論文は以下の通りである。

El Mendili, Y. et al.,
Raman Open Database: first interconnected Raman–X-ray diffraction open-access resource for material identification,
Journal of Applied Crystallography, 52(3), 618–625 (2019).

https://dx.doi.org/10.1107/s1600576719004229